GビズIDの取得方法をわかりやすく解説|必要なもの・申請の流れ・何に使えるか
事業者向けのオンライン行政手続を進めるうえで、まず確認しておきたいのがGビズIDです。
GビズIDは、補助金申請、社会保険手続、各種認可申請など、対応した行政サービスに1つのID・パスワードでログインできる事業者向けアカウントです。ID発行時に一度本人確認を行うことで、その後の手続で本人確認書類の提出負担を減らせる仕組みとなっています。
日本版DBSの準備を進めるうえでも、今後オンライン申請や関連手続に備えて、早めにGビズIDの取得を検討しておくと安心です。
この記事では、GビズIDとは何か、何に使えるのか、取得に必要なもの、取得の流れをわかりやすく解説します。

GビズIDとは何か
GビズIDは、事業者向けの複数の行政サービスを、1つのアカウントで利用できる共通認証システムです。
これまではサービスごとに別々のID・パスワード管理が必要でしたが、GビズIDを使うことで管理の手間を減らし、オンライン手続を進めやすくできます。
また、GビズIDでは、なりすまし防止のためにアプリ認証を使った多要素認証が採用されています。
GビズIDは何に使えるのか
GビズIDは、補助金申請、社会保険手続、各種認可申請など、対応している行政サービスで利用できます。利用可能なサービスは、GビズID公式サイトの「行政サービス一覧」で確認できます。なお、一覧に掲載されていないサービスがある場合もあると公式に案内されています。
つまり、GビズIDは単なるログインIDではなく、事業者がオンラインで行政手続を進めるための入口と考えると分かりやすいです。
今後、電子申請を前提とする制度対応や許認可関係の準備を進める際にも、早めに取得しておく価値があります。

どのアカウントを取得すればよいか
GビズIDには複数の区分がありますが、事業者が手続を進める前提でまず検討するのは、通常GビズIDプライムです。
公式案内では、GビズIDプライムは法人代表者・個人事業主向けの標準アカウントとされており、情報閲覧から申請まで幅広く対応しています。
また、プライムアカウントを作成すると、従業員向けのメンバーアカウントも作成できます。事業者として継続的に行政手続を行う予定がある場合は、まずプライムの取得を考えるとよいでしょう。
GビズIDの取得に必要なもの
オンライン申請の場合
オンライン申請の場合
公式案内では、法人代表者・個人事業主がGビズIDプライムをオンライン申請する場合、主に次のものが必要です。
- マイナンバーカード
- 申請用端末(PC等)とメールアドレス
- カード読み取り可能かつSMS受信が可能なスマートフォン
- GビズIDアプリ
オンライン申請は、条件を満たせば最短で即日発行と案内されています。
書類申請の場合
書類申請では、主に次のものが必要です。
- 法人の場合は印鑑証明書
- 個人事業主の場合は印鑑登録証明書
- 登録印
- 申請用端末(PC等)とメールアドレス
- SMS受信用のスマートフォンまたは携帯電話
FAQでは、書類申請で提出する印鑑証明書・印鑑登録証明書は原本が必要で、発行日から3か月以内のものに限ると案内されています。
GビズIDの取得方法・流れ
1 GビズIDの申請ページから手続を始める
公式サイトでは、申請者の状況に応じて、申請可能なアカウントや申請方式を判別する流れになっています。GビズIDエントリーはオンライン申請のみ、GビズIDプライムは事業区分やマイナンバーカード保有状況などに応じて、オンライン申請または書類申請が案内されます。
2 必要事項を入力する
申請画面で、事業者情報や申請者情報、連絡先などを入力します。
オンライン申請の場合は、マイナンバーカードとスマートフォンを使って本人確認を進めます。書類申請の場合は、申請書類を作成し、必要書類を郵送します。
3 審査を受ける
公式案内では、審査期間の目安は、オンライン申請は最短即日、書類申請は1週間程度とされています。
4 アカウントを利用開始する
審査完了後、GビズIDを使って対応行政サービスへログインできるようになります。
利用可能な行政サービスは、公式のサービス一覧で確認できます。
GビズIDを早めに取得しておくメリット
GビズIDは、実際に制度対応や申請が必要になってから慌てて取得するより、事前に準備しておく方が実務上は安心です。
特に、制度開始前の準備、補助金、認可申請、各種オンライン手続などでは、ログイン環境が整っているだけでも初動が大きく変わります。GビズIDは多くの行政サービスで利用されており、対象サービスは順次拡大中とされています
日本版DBSの準備を進める事業者様へ
日本版DBSの準備では、対象者整理、規程整備、運用体制づくりだけでなく、オンライン手続に備えた基盤整備も重要です。
その一つとして、GビズIDの取得を早めに済ませておくことで、今後の制度対応を進めやすくなります。
MiRAIL行政書士事務所では、日本版DBSの導入準備に関するご相談に加え、GビズID取得の前提整理や、制度対応に向けた進め方のご相談にも対応しております。
まとめ
GビズIDは、事業者向けの行政サービスをオンラインで利用するための重要なアカウントです。
何に使えるのか、どのアカウントを取得すべきか、何が必要か、どう進めるかを早めに確認しておくことで、制度対応や申請準備をスムーズに進めやすくなります。
